昨年に続き、中学生の『職場体験学習』を受け入れました。対象となるのは、地元・蒲町中学校の生徒2名。3日間で、左官業を“見て・聞いて・体験”しました。

 

初日は、まず座学から。弊社社長から、左官の歴史やその役割などについて説明を受けたり、動画を見たりして、理解を深めていきます。その後は、場所を変えて『塗り壁トレーニング』を実施!鏝をはじめとする道具の持ち方、使い方、塗り方などを、指導役の職人からレクチャーを受け、塗り進めていきます。「壁を塗る以前に、鏝に材料を乗せるだけでも難しかった。でも、壁を塗る作業が楽しかった」と感想を話してくれました。

 

2日目は、左官工事の現場を見学。前日に壁を塗り、左官仕事の難しさを体験したからこそ理解できる“職人の高い技術”。実際に目の前で見る左官職人のスムーズな鏝さばきに、2人は終始見入っていました。途中、作業する職人に対して「作業する上で、難しい部分はどんなところですか?」と質問する場面も。見学したマンションを筆頭に、駅や病院、学校など、自分たちの暮らしに左官業がどれだけ密接に関わっているのかを知る貴重な機会になりました。

 

最終日は体験学習の総ざらいとして、部屋の壁を塗っていきます。材料がついて汚れたり、傷ついたりするのを防ぐための養生(ようじょう)作業も、自分たちで実施!そして生徒たちの鏝さばきも、初日と比べると非常にスムーズで、確かな成長が見て取れました。最終的に壁一面を塗り上げて、見事に目標を達成しました!