『職場体験学習』で蒲町中学校の生徒が左官業を体験
11月初旬、仙台市立蒲町中学校の生徒2名が『職場体験学習』で左官業を体験。期間は3日間で、左官業を“見て・聞いて・体験できる”充実のプログラムを実施しました。
初日は、弊社社長から「左官業がどんな仕事か」の説明を受けます。自分たちが暮らす街に、これほどまでに左官業が関わっていることを知り、驚きの表情を見せながらも、熱心に聞き入っていました。その後は「塗り壁体験」で実際に鏝を握り、壁を塗っていきます。最初は材料を鏝に乗せるのにも苦労していましたが、徐々に慣れていき、最後はきれいに壁を塗っていました。
翌日は、新入社員研修でも実践中の『塗り壁トレーニング』にチャレンジ!先輩の動画を手本にして、道具の使い方や角度などを真似する『モデリング手法』を取り入れたこのトレーニングは、言わば“仕事は目で見て盗む”の現代版。2人は前日教わったことを活かして、上手に壁を塗っていました。午後からは、左官工事現場の見学へ。実際に鏝を握り「壁を塗ることの難しさ」を経験した生徒たちだからこそ、現場で作業を行う“左官職人のすごさ”を実感したようでした。
最終日は「体験学習の総ざらい」として、部屋の壁を塗っていきます。材料がついて汚れたり、傷ついたりするのを防ぐための「養生(ようじょう)」も、自分たちで実施。さらにこの日は、同じ中学の卒業生で、弊社で働く女性左官職人が講師役で登場!直系の先輩からの“世代を超えた指導”もあり、生徒たちは壁をすべて塗り上げました。
3日間を通して、左官業という仕事を理解し、チャレンジし続けた生徒たち。真剣な表情で一生懸命に壁を塗る姿は、ベテラン左官職人と遜色ないほどの集中力に満ちていました。数年後、この体験がきっかけで左官職人を志し、またクレア工業に戻って来てくれますように。