10月26日(水)宮城県松島高等学校主催の「企業担当者講話」に参加。当社の佐藤宏樹社長が講師を担当しました。

「総合的な探求の授業」の一環であるこの講話、参加したのは同校の1年生。『理想とする学びと就労とは?』をテーマに、理想と現実を考察しながら課題を見つけて、最終的には、自主的な探究活動に取り組む姿勢を身につけることを目的としています。この日は、自分の希望する業界・業種を選択した生徒たちが、各企業の担当者の下で業務内容や働くことの意義などについて説明を受けました。

 

講話は、20分ずつ2回実施。計44名の生徒たちが、会場となった教室にやってきました。まず佐藤社長は、左官の歴史や由来、仕事内容などについて、スライド画像を交えて説明。その後は、左官の役割などについて、話を進めていきます。

参加した生徒のほとんどが『左官』や『左官業』についての予備知識がないこともあって、最初はなんとなく耳を傾けているような状態でした。それでも左官業がどんな内容の仕事で、自分たちの生活にどのように関わっているのかを知ると、彼らの顔つきも変わっていきます。特に、数年前に新築された同校の体育館・部室棟の工事に、同校OBである当社在籍の左官職人が携わっていることを知ると、より身近に感じたようで、一生懸命にメモを取りながら話を聞いていました。

 

卒業後も母校のためそして後輩たちのために、自分の技術をいかして充実した学生生活のためのサポートができる。直接的な接点はないかもしれませんが、そんな充実感や達成感を味わえるのも、この仕事ならでは。今日の講話に参加した生徒たちの将来に、『左官業』という新たな選択肢が加わったに違いありません。