10月6日(木)東北工業大学長町キャンパスで実施された地域連携講座『中小企業と地域創生論』で、当社の佐藤宏樹社長が講師を担当しました。

東北工業大学では、2015年に宮城県中小企業家同友会と連携協定を締結。「地域で若者を育て、地域に若者を残す」との理念に基づいた取り組みのひとつとして、この講義は2017年から実施されています。講師は、地元を代表する中小企業の経営者が持ち回りで担当。今回、宮城県中小企業家同友会からの依頼を受け、当社社長が講師を務めることになりました。

 

テーマは『街を創り、暮らしをまもる』。まずは、簡単に当社の概要を説明し、いざ本題へ。「左官の歴史・由来」にはじまり「仕事内容や道具・工法の説明」へと話を進めていきます。一般的に、左官業は若い世代に馴染みの薄い業種ですが「左官」という名前や仕事内容を知っている受講生も一定数いました。

 

その後は「左官の役割」そして「左官の現状・今後の課題」に。自分たちが暮らす街の至る所に左官業が携わっていることを知って、より親近感が増したのかもしれません。受講生たちは、一言一句を聞き逃すまいと熱心にメモを取ったり、PCやスマートフォンで検索したりしながら、講師の話に耳を傾けていました。特に『モデリング手法』を用いた研修内容の説明では、新人職人の短時間での技術向上に驚きの表情を見せる受講生もいたほどでした。

 

学生たちにとっても地元企業を知り、接点を持つことで『地域貢献』や『地方創生』はもちろん、業界・業種・職種に理解を深めることで『自己のキャリア形成』について考える絶好の機会になったのではないでしょうか。