12月15日(月)石巻工業高等学校で、左官業の『出前授業』を行いました。

主催は宮城県左官工業組合連合会青年部(以下:宮左連)で、同校建築科の3年生と1年生が参加。授業内容は、前半が「左官業についての理解を深める講義(座学)」で、後半は「現役左官職人のレクチャーによる実技(塗り壁体験)」です。※青の作業着=1年生、グレーの作業着=3年生

 

まずは、左官業についての理解を深めるため、講義を実施。講師は、当社の佐藤宏樹社長が務めます。左官の起源や仕事内容、社会における左官業の役割などについて、解説に動画も交えて学びを深めていきます。

 

講義終了後は、お待ちかねの塗り壁体験!講師は、宮左連に所属する12社から集まった約30名の現役左官職人が務めます。まずは、左官職人によるデモンストレーション!目の前で披露される滑らかな鏝さばきに、生徒たちは見入っていました。

 

続いて、生徒たちが壁を塗っていきます。最初は、うまく鏝に材料を乗せることすらできず、悪戦苦闘。それでも、職人からレクチャーを受けたり、自分でコツをつかんだりして、終了間際には、表面をキレイに整える生徒も数多くいました。

 

3年生の中には、2026年4月にクレア工業へ入社予定の生徒もいて、当社の女性職人と今夏の塗り壁体験以来の再会を果たします。久しぶりの再会を喜びながら、塗り壁を通してコミュニケーションを図っていました。

 

「難しかったけど、とても楽しかった」
「左官職人さんの鏝さばき(技術)がすごかった」
「夢中で壁を塗っていたので(時間が)あっという間だった」
「最後のほうは上手に塗れるようになって、うれしかった」など
体験した生徒からは、さまざまな喜びの声が聞こえてきました。

 

実はクレア工業から参加した若手左官職人2人は、いずれも同校建築科のOB(2020年卒)・OG(2022年卒)。講義後には、後輩たちへメッセージを送る場面も。さらに、在校時にお世話になった先生たちと久しぶりに再会して会話を楽しむなど、2人にとっても思い出に残る“母校への凱旋”となりました。